◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 第2日(30日、神奈川・戸塚CC=6605ヤード、パー72)
首位と1打差の3位から出た桑木志帆(岡山御津CC)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算6アンダーの暫定首位に浮上した。スタートからドライバーが曲がり「なかなかうまくいかなかった」と言いながらもスコアを伸ばした。
前半から強風の中でのプレーだった。前半を2バーディーで終え、後半に入るとさらに風の強さが増した。「バーディーよりパーを取りにいった」と我慢のプレーが続き、後半はイーブンパー。「なかなかチャンスが来なかったけど、耐えられた」と振り返った。
前週の経験を生かし、精神的に成長した。アース・モンダミンカップ最終日に、優勝した申ジエ(韓国)と同組。「長いラフに捕まっても、そこからチャンスにつけていた」。間近で勝者のプレーを見て学ぶことが多かったという。自身もこの日は「耐えて、取るところは取る。メリハリをつけて頑張っていた」という。難しいコンディションの中でもアンダーパーで回り、充実の表情を見せた。
最高成績は今年のブリヂストンレディスの3位。ホールアウト時点で予選2日間を首位で終えた。「あまり調子が良くない中で首位に立っているので、本当に実感がない」。初優勝へ向け、決勝ラウンドを最高の位置で迎える。「明日も調子が悪いなりに一生懸命まとめて、スコアを伸ばせたら」と表情を引き締めた。