菊地絵理香「もしかしたら…と思ってもらえるように」 ホステス大会で後半巻き返し2位


3番でティーショットを放つ菊地絵理香(カメラ・頓所美代子)

3番でティーショットを放つ菊地絵理香(カメラ・頓所美代子)

◆女子プロゴルフツアー  ミネべアミツミレディス 最終日(9日、北海道・真駒内CC空沼C=6611ヤード、パー72)

 3位からの逆転優勝を狙った苫小牧市出身の菊地絵理香(ミネべアミツミ)は4バーディー、2ボギーの70で回り通算9アンダーで3打差の2位だった。

 スコアを1つ落として迎えた後半に猛追した。10番はピン奥2メートル半、11番はピン奥4メートル半を沈めて連続バーディー。「うまくスコアメイクしながら後半チャンスが来るのを我慢しながらやりたいと思っていた。後半3つ取り返せたので、そこは成長したかな」と振り返った。

 前日の第3ラウンドから、背中痛を抱えながらのプレーだった。「初日2日目はすごくいい感じで(クラブを)振れていたけど、昨日から体が痛くて振りづらくて」。4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンから14週連続で出場中の34歳は「もう気合いで我慢しようと。後半巻き返せたので良かった」と笑顔を見せた。

 4日同組で回った北海道・北広島市出身の小祝さくら(ニトリ)が優勝。13番のバーディーで3打差まで追い上げ見せ場はつくった。「彼女は淡々としているので全くリズムも変わらない。でも私も少しでもバーディーを取って『もしかしたら来るかもな』って、さくちゃんに一瞬でも思ってもらえたらなと思っていた」。ホステスプロとして、大会を最後まで盛り上げた。

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