小祝さくら悲願の地元V「かっこいいポーズとかできなくて、ちょっと恥ずかしい」


通算12アンダーで地元優勝を飾った小祝さくら(カメラ・頓所 美代子)

通算12アンダーで地元優勝を飾った小祝さくら(カメラ・頓所 美代子)

◆女子プロゴルフツアー  ミネべアミツミレディス 最終日(9日、北海道・真駒内CC空沼C=6611ヤード、パー72)

 首位で出た北海道・北広島市出身の小祝さくら(ニトリ)が3バーディー、2ボギーの71で回って通算12アンダーで3打差をつけて逃げ切り、初の地元優勝を飾った。今季初勝利、ツアー通算9勝目。小祝は表彰式の優勝スピーチで「すごく長い4日間だなと感じた。そのなかでも地元で優勝を挙げることができて、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。

 18番の2メートルのパーパットがウィニングパットになった。歓声と拍手に包まれながら、「全然覚えていないんですけど、ガッツポーツとか、かっこいいポーズとかは全然できなかったので、ちょっと恥ずかしいなという感じ」とはにかんだ。

 道産子3人娘と4日間同組。最終日最終組での優勝争いに、2086人のギャラリーが来場。苫小牧市出身の菊地絵理香(ミネべアミツミ)は70で回り9アンダーとし、この日のベストスコア68をマークした穴井詩(らら、ゴルフ5)と並んで2位。千歳市出身の宮沢美咲(ヘスタ大倉)は75と崩れ6アンダー5位だった。

 「まさか4日間一緒にプレーできるとは思っていなかった。先輩の絵理香さんや後輩の美咲ちゃんとプレーすることができて、すごくいいテンポでプレーすることができた。組み合わせにもすごく恵まれた」と2人に感謝した。

 今後の北海道でのトーナメントはmeijiカップ(8月4~6日)、ニトリレディス(8月24~27日)、ゴルフ5レディス(9月1~3日)と3試合を残す。「今季は複数回優勝が目標なので、2勝目も北海道で挙げられるようにがんばりたい」と地元のファンの前で誓った。

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