全英帰りの中島啓太、前日は1時間半睡眠で時差ぼけも「しっかり整えて迎えたい」…日本プロ選手権27日開幕


ボードの前で引き締まった表情の中島啓太(カメラ・岩原正幸)

ボードの前で引き締まった表情の中島啓太(カメラ・岩原正幸)

◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 練習日(26日、北海道・恵庭CC=7441ヤード、パー72)

 今季1勝で23歳の中島啓太(フリー)は時差ぼけが残る中で、国内メジャー初制覇を目指す。この日は9ホールの練習ラウンド後、「昨日は1時間半くらいしか寝ていない。なかなか大変ですけど、しっかり整えて明日を迎えたい」と意気込みを語った。

 昨年9月のプロ転向後初の海外メジャーとなった前週の全英オープン(英・ロイヤルリバプールGC)を2日間(通算6オーバーの予選落ち)で終え、23日に帰国した。25日昼に北海道入りし、強行日程で大会を迎える。

 全英では第2日のラスト3ホールでスコアを4つ落として失速。「悔しかった。あの3ホールが本当にへたくそだったなって。もっとうまくなりたい」と改めて思いを語った。一方で初日は1オーバーと奮闘するなど「難しい場所からでも少しはパーを拾えて、いいパーセーブもあった。最後まで予選クリアを狙える位置でプレーできた」と収穫も述べた。

 賞金ランク1位(獲得賞金6282万8769円)でシーズン後半戦に突入する。5~6月には5週連続で最終日最終組で回り、抜群の安定感で好調をキープする。「フェアウェーも狭く、ラフも伸びているが、なるべくドライバーを持って(グリーンの)近くまで持っていきたい」とドライバー中心での攻めを見据え、「今週は今週でしっかり切り替えたい。新しい気持ちで、優勝争いを目指して優勝したい」と言葉に力を込めた。

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