勝みなみ、コースからの景観は「鹿児島みたい(笑い)」 故郷を重ね居心地抜群


15番でティーショットを放つ勝みなみ(カメラ・高木恵)

15番でティーショットを放つ勝みなみ(カメラ・高木恵)

 【エビアン(フランス)25日=高木 恵】女子ゴルフのメジャー第4戦、エビアン選手権は27日にエビアン・リゾートGC(6527ヤード、パー71)で開幕する。

 初出場の勝みなみ(明治安田生命)が練習ラウンド後に取材に応じた。「風もありそうだし、ラフもやっぱり難しい。セカンドショットでロングアイアンとかになってしまうと出なかったりもするので、そこは気をつけたい」とコースの印象を語った。

 3週前の全米女子オープン後に一時帰国。バランスが悪くなり軸がぶれていたというバックスイングを調整した。「軸を感じながらゆっくり上げることと、足の裏の感覚を大事にしている。そこを大切にすると軸が安定するような気がするので、日本では常に意識を持って練習していた」。靴を脱いでショットを打ち、足の裏のフィーリングを体に染みこませた。

 胃袋もたくましい。欧州の食事について「全然大丈夫。どこでも大丈夫。無敵です」と笑顔で言った。レマン湖を望む絶景も、勝にとっては地元の景色と重なって見える。「なんか鹿児島みたい(笑い)。姶良市から見る桜島のない錦江湾。こっちが姶良で、あっちが志布志みたいな」。愛する故郷を思い出しながら、4日間を戦い抜く。

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