【エビアン(フランス)25日=高木 恵】女子ゴルフのメジャー第4戦、エビアン選手権は27日にエビアン・リゾートGC(6527ヤード、パー71)で開幕する。
3週前のメジャー第3戦全米女子オープンは予選落ちという悔しい結果に終わったアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)が、練習後に取材に応じ「予選通過したい気持ちがどんどん増えている。それをいい方にとらえて頑張りたい」と意気込みを語った。
22日に現地入りし、23、24日はそれぞれ9ホールをラウンド。この日は11ホールを回り「グリーンは傾斜がすごく多い。ミスをするとすごく離れていく傾斜がたくさんあるので、気をつけたい」とコースの印象を語った。「雨が降ったりやんだり、風が急に吹いたりとか。なんか難しい天気」と天候の変化を警戒した。
全米女子オープンに出場後は日本に帰国。トレーニングや練習をこなし、再び大舞台に挑む。「最近うまくいかないところがあったので、ショットは多めにやってきた」と技術を磨いてきた。今大会はブリヂストンの新ドライバーを投入予定。「スピン量も減っている感じがしていい感じ」と好感触を得ている。
23日には2010年優勝者の申ジエ(韓国)とコースを回った。全米女子オープンでもともに練習しており「『全米女子オープンが終わってよく練習したんだね』と言ってくれた」と明かし、「『ショットが良くなっている』と言ってくれてうれしかった」と笑顔を見せた。この日は勝みなみ(明治安田生命)と、和やかな雰囲気でラウンドを終えた。
今大会は父・哲也さんがキャディーを務める。初の“担ぎ”でのサポート。「最後まで(お父さんが)倒れないでやってもらえることを願っています」と娘ならではの期待を寄せた。昨年の全米女子アマ選手権覇者が親子二人三脚で、まずは予選通過を目指す。