日本の昨季年間女王・山下美夢有はエビアン選手権初出場での予選突破へ「今やっていることを信じてプレー」


練習後に笑顔を見せる山下美夢有(カメラ・高木恵)

練習後に笑顔を見せる山下美夢有(カメラ・高木恵)

 女子ゴルフのメジャー今季第4戦、エビアン選手権は27日にエビアン・リゾートGC(6527ヤード、パー71)で開幕する。昨季日本ツアーの年間女王・山下美夢有(みゆう、加賀電子)が25日、練習後に取材に応じ「しっかり予選通過できるように、アンダーパーを目指して頑張りたい」と抱負を語った。

 前週、福岡で開催された大東建託・いい部屋ネットレディスに出場後、フランスへと向かった。この日は18ホールを練習ラウンドで回り、コースを念入りにチェックした。「ショットが安定していれば、バーディーチャンスもついて伸ばせると思う。ショットの精度とショートゲームの戦略を考えられたら」と美しいコースの攻略法を練った。

 メジャー第3戦、全米女子オープンは予選落ちと悔しい経験となった。今季2度目の海外メジャーでは「思い切って、今やっていることを信じてプレーするだけ」と自分のゴルフを徹底する考えだ。フランスには4本のパターを持ち込んでいる。前週は大会初日にピン型を使用したが、タッチが合わずに、2日目からは違うものに変えたという。今大会では「グリーンのチェックをしながら、練習してどれが合うか」見極める方針という。

 フランスに来たのは初めて。日本にいる時に比べて心なしか笑顔も多いように見えた。「たまに(海外に)来るとテンションも上がる。建物がきれい。景色がいいので観光したい」。だが、「時間はない」と肩を落とした。観光に行けない分も、大会の頂点に立ち、一人しか見られない世界一の景色を見るつもりだ。

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