◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 第2日(28日、兵庫・東急グランドオークGC=6636ヤード、パー72)
午前中に気温が33・9度に達する中で、文字通りの「熱戦」が繰り広げられた。
19位からスタートした23歳の鶴岡果恋(明治安田生命)が前半の9ホールを8バーディー、1ボギーの29をマークした。後半の9ホールは1ダブルボギーの38とスコアを落とし、計67。通算8アンダーとして、午前組が終了した時点で首位と2打差の4位に浮上した。
1番からスタートした前半。鶴岡のプレーは神がかっていた。1番でカラーから8メートルのパットを沈めると、驚異のバーディーラッシュが始まった。2番は1メートルにつけて連続バーディー。3番は15メートルから3パットのボギーをたたいたが、4番から6連続バーディーを奪い、ハーフ29をマークした。
「前半、何やってもうまくいきましたね。パットのラインが見えていました」と鶴岡は満面の笑みで話した。
後半は一転、苦しんだ。バーディーはなく、15番パー4は第1打を左に曲げて木の裏へ。結局、3オン3パットのダブルボギーをたたいた。「ひとつでもバーディーが取れれば…」と苦笑いしながら振り返った。それでも、五つスコアを伸ばして、午前組が終了時点では首位と2打差の4位に浮上。念願の初優勝を狙える位置で決勝ラウンドに進出した。「一日3アンダーを目標に頑張ります。まずは初シード権を取りたい」。鶴岡は前半のビッグスコアにも浮かれることなく、冷静に話した。
午前組では、4位からスタートした吉田優利(エプソン)が2日連続で67をマークして通算10アンダーで首位に立った。
第1日はイーブンパーの69位だった河本結(RICOH)は6ホール終了後、熱中症のため、棄権した。