◆米女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 エビアン選手権 第2日(28日、フランス・エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71)
【エビアン(フランス)28日=高木 恵】第2ラウンドが行われ、98位からスタートしたアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)が16番パー3でホールインワンを達成した。ホールアウト後には「ほんと信じられないマジで。一番幸せ」と、満面の笑みを浮かべた。試合では自身初となるエースをメジャーの大舞台で決めた。
1イーグル、4バーディー、2ボギー、1ダブルボギー、パー3での「8」と出入りの激しいゴルフで連日の74。通算6オーバー82位で2打及ばず予選落ちしたが、この2日間は馬場にとって忘れられない特別な時間となった。
14番パー3で、第1打がグリーン手前のバンカーの縁につかまりアンプレアブル。6オン2パットの「8」をたたいた。「初めてパー3で『8』打って、え? みたいな。しかもメジャーだったので。メジャーで『8』打った…みたいな。そしたら2ホール後にホールインワンして、メジャーでホールインワンしたみたいな」と振り返った。
9アイアンで放った一打はピン右手前12メートルからラインに乗ってカップに落ちた。その瞬間を見届けると、ティーグラウンドでバンザイ。「あの『8』を打った後も諦めずにやった。諦めないことが大事なのかなと。なんか楽しかった。ゴルフ最高です」。
このまま欧州に残り、次戦は2週後のメジャー最終戦AIG全英女子オープン(8月10~13日)に出場する。「今回また予選落ちしちゃったけど、こういうめっちゃ嬉しい感じの経験もできて、ゴルフって楽しいなって改めて思えた。次のAIGも楽しんで、次こそ予選通過できるように頑張ります」。18歳は笑顔でコースを後にした。