男子プロゴルフツアーの新設大会「横浜ミナトチャンピオンシップ(横浜CC=7231ヤード、パー71)」の開幕を3日後に控えた31日、ツアー通算3勝の蝉川泰果(フリー)が練習後に取材に応じた。前週、北海道で開催された国内メジャー第2戦、日本プロ選手権では2位。2週前は海外メジャー最終戦、全英オープンに出場した。ハードスケジュールをこなし「疲れはたまっている。イギリスから北海道、横浜と来て徐々に暑くなっている。体力的にも栄養を補給しないと持たない」。この日はラウンドせず、練習場とパッティンググリーンのみで調整した。
今週からパターを新調。「ミーリング(溝)なしのモデルがやっときた」と待望だったという。「球持ちが短くなるが、その分直進性が強くなる。自分の中では左右にぶれにくい。さっき試したところフィーリングが良かった」と手応えをつかんでいる。前週はパッティングを修正できず「もっと感性を大事にしていたら」と悔やんだ。今週は新しい相棒とともに4勝目を目指す。
私生活でもゴルフに集中する取り組みを始めた。「1日2時間見ていた」というYouTubeのアプリを、携帯から削除したと明かした。「お笑いも見るし、アニメも(見ていた)。見出したらベッドから起き上がらなかった」というほどはまっていたという。「もう慣れた」という現在の生活スタイルでは目を疲れさせないように、音楽を流すなどをしている。「2週間オフになる前に結果を残したい」という雑念を払った蝉川が前週の悔しさを晴らす。