松山英樹「最後まで諦めずにやった」終盤チャージで65 圏外から滑り込みプレーオフ第2戦進出


松山英樹

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◆米男子プロゴルフツアー プレーオフ第1戦 フェデックス・セントジュード選手権 最終日(13日、テネシー州TPCサウスウインド=7243ヤード、パー70)

 38位から出た松山英樹(LEXUS)は1イーグル、4バーディー、1ボギーの65をマークし、通算9アンダーで16位フィニッシュ。57位だった年間ポイントランキングを47位に上げ、50位までが出場できる第2戦BMW選手権(17~20日、イリノイ州オリンピアフィールズCC)への進出を決めた。上位30人による最終戦ツアー選手権(24~27日、ジョージア州イーストレイクGC)10年連続出場に望みをつないだ。

 ホールアウト後に「なかなか思うようなプレーはできなかったけど、最後まで諦めずにやった成果が出たかなという感じ」と振り返った最終日。敗退の危機に陥り迎えた終盤に、真価を発揮した。13番で5メートルを沈め、15番は112ヤードの第2打を1メートル半につけてバーディー。そこで雷雲接近による中断のフォーンが鳴り、思わず天を仰いだ。

 約1時間40分後の再開後も、つかんだ流れを離さなかった。16番パー5では残り200ヤードから3メートル弱へ2オンに成功し、イーグルを奪取。17番は171ヤードの第2打を3メートルに運び、決めきった。最終18番もグリーン奥からパーをセーブ。「今やれることはやったつもりだし、これで(次戦に)行けなかったら今の自分の実力が足りなかったというだけ。ちょっとやりきった感じはある」。上がり6ホールで5つスコアを伸ばし、ポイントランク50位以内に滑り込んだ。

 年間ポイントランク50位以内に入ったことで、来季のアーノルド・パーマー招待、メモリアル・トーナメントなど8試合の格上げ大会(シグネチャー・イベント)の出場資格も得た。「こういうパフォーマンスが出せるということが分かったので、来週も自分に期待して頑張りたい」。弾みをつけ、次戦に向かう。

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