◆男子プロゴルフシニアツアー ファンケルクラシック第1日(18日、静岡・裾野CC)
レギュラーツアー8勝のうち夏に4勝の“夏男”細川和彦(52)=茨城GC=が7バーディー、ボギーなしの65で首位発進を決めた。「真剣じゃないですけど安全に」と持ち前の刻む安定感抜群のゴルフで確実にスコアを伸ばした。2位の深堀圭一郎(54)=フォーラムエンジニアリング=ら4人に3打差をつけた。
後半は11番から4連続バーディーを奪い、上がりの18番パー5でもバーディー締め。7バーディーのうち4つは1メートルにつけて沈めた。「距離感が合っていた」というアイアンが絶好調で「ピンまでの残った距離に対して、自分の番手が合っていた」と納得の表情。昨年、不調、V逸の原因だった課題を克服した。
昨年から大学生の息子・和秋さんをキャディーに起用し、「いいところも見せたいし、一緒に優勝争いをしたい」と気合十分だった。親子タッグで2021年のコスモヘルスカップ以来となるシニア2勝目を狙う。
今年からシニアに参戦した片山晋呉(50)=イーグルポイントGC=は4バーディー、2ボギーの70で10位発進。「悪いところは見当たらない。特に何も変えずに、このままやればいい」と話した。前回覇者の鈴木亨(57)=ミズノ=はイーブンパーの72で26位からのスタートとなった。