◆男子プロゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ 最終日(27日、福岡・芥屋GC=7216ヤード、パー72)
1打差4位から逆転を狙ったツアー未勝利の鈴木晃祐(フリー)は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算14アンダーで3位だった。2000年度生まれのホープは出場3試合連続でトップ5入りと好調を維持。中島啓太、蝉川泰果、平田憲聖に続くミレニアム世代4人目のツアー優勝を、シーズン後半戦でつかみ取る。
ラウンドを終えた鈴木は「いい位置にいただけに、こういう結果に終わってしまったのは悔しい。自分のゴルフができなかった。まだまだですね」と苦笑いに無念さを込めた。初日からスコアは65、68、70、71と下降線をたどった。「日に日に悪くなった。今日のゴルフは、しょうもないミスがあった。ショートパットのミスが多くて。そこでスコアをまとめられなかったのが、今日の敗因」。9番パー5で60センチを外し3パットのボギーを喫するなど、要所で短い距離を決めきれなかった。
優勝争いを繰り返すなかで、一歩ずつ頂に近づきつつある感触は芽生えつつある。今後の課題に「最終日に伸ばすこと」を挙げた。次週はフジサンケイクラシック(山梨・富士桜CC)。「優勝は目指したいけど、まずはやることをやるだけ」と気を引き締めた。