女子ゴルフのメジャー第2戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は7日から4日間、長崎・パサージュ琴海アイランドGC(6755ヤード、パー72)で開催される。開幕を2日後に控えた5日、地元・長崎出身で前週のゴルフ5レディス優勝の桜井心那(ここな、ニトリ)が会見に臨んだ。「優勝は目指すが、最初から気負いすぎたら良くないので、楽しんでやりたい」と意気込みを語った。
ジュニア時代から練習や試合で多く回ったコース。「グリーンが難しいので、ショット力や狙っていく力がついた」と経験を積んだ会場で初のメジャーVへ挑む。コースを回った印象は「選手権だしメジャーだから、グリーンは速いしラフも深いと思っていたら、そんなことはなかった。グリーンもあまりスピードも出ていないし、ラフもボールが埋まるほどではない。想像していたより簡単なセッティング」。自信の表情を見せた。
前週は宮里藍、畑岡奈紗に次ぐ3人目の10代3勝目を挙げ、勢いに乗り地元での試合に臨む。4日に北海道から長崎入り。この日はハーフラウンドを回り調整した。「優勝の実感は湧いていないし、疲れもある」と不安要素もある。
昨年は同期で同じ03年度生まれ「ダイヤモンド世代」の川崎春花(村田製作所)がこの大会でツアー初優勝。結果を知ったのはパサージュ琴海アイランドGCで練習をしていたときだった。「うれしい気持ちと、私はここで何をやっているんだろうという気持ちだった」と明かした。その川崎とは予選2日間を同じ組で戦う。
今大会単独4位以上で、生涯獲得賞金は1億円を突破する。19歳204日での達成なら宮里藍(19歳141日)に次ぐ史上2位。「反響がすごかった。記録のこともたくさん言われた」という前週に続き快挙への期待もかかる。今週は自宅から通うこともアドバンテージとし、自身初の2週連続優勝と、畑岡、川崎に次ぐ史上3人目の10代メジャー制覇を目指す。