◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 第1日(7日、長崎・パサージュ琴海アイランドGC=6755ヤード、パー72)
2021年大会覇者の稲見萌寧(24)=Rakuten=が6バーディー、1ボギーの67で回り、5アンダーで3月以来、今季2度目の初日首位発進。当日朝に急きょキャディーが交代するアクシデントも、復調したショットで難コースを攻略した。ツアー1勝の山内日菜子(27)=ライク=、同5勝の西郷真央(21)=島津製作所=も首位に並んだ。
大村湾を望む風光明媚(めいび)なコースで、20―21年賞金女王の稲見が躍動した。2つ伸ばして迎えた後半の5番パー3、7アイアンでピン手前10センチに運び、7番まで3連続バーディー。67に「(大会前は)難しく、どうやって回ればいいんだろうと。上がってみてスコア出るんだなって」と目を丸くした。
この日朝、起用予定だった宮崎晃一キャディーが体調不良で、今週同行する真栄城(まえき)輝也トレーナー(37)が急きょ代役を務めた。初のキャディーという同氏に問題なくサポートを受け、「最初の方は(自分が)ドタバタしたけど、その後は余裕ができた」と振り返った。
昨年8月のニトリレディス以来、優勝から遠ざかるが、今年6月下旬以降は新コーチの柳橋(やぎはし)章徳氏に指導を受け、ショットが復調。大会2勝以上は過去8人。21年覇者は「毎日上位で」と2つ目のビッグタイトルを見据えた。(岩原 正幸)