谷原秀人「まさか自分が。俺でいいのか」 44歳逆転で今季2勝目「若手を痛めつけていきたい」


◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 最終日(17日、北海道GC輪厚C=7066ヤード、パー72)

 3打差3位で出た谷原秀人(国際スポーツ振興協会)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算18アンダーで逆転優勝。6月のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品以来となる今季2勝目、通算19勝目を挙げた。

 混戦模様の最終日バックナイン。谷原は17番でロングパットを沈めて1打抜け出し、勝利をもぎ取った。優勝インタビューでは「まさか自分が。こういう勝ち方ばかり最近しているので、本当に俺でいいのかなという感じ」と首をかしげつつ、「スコアはそこまで見ていなかったが、自分のスコアをとりあえず伸ばそうと思っていた」と逆転劇を振り返った。

 2014年大会は宮本勝昌にプレーオフで敗れており「輪厚で勝てたことがめちゃくちゃうれしい」と喜びに浸った。2006年サン・クロレラクラシック(小樽CC)、16年日本プロ選手権(北海道クラシックGC)、長嶋茂雄招待セガサミーカップ(ザ・ノースカントリーGC)に続き北海道4勝目。

 「こういう白熱した大会が男子ゴルフは続いている。今回で19回勝たせてもらったが、ゴルフは本当に奥が深い。この年になっても今季2勝目ができている。3勝目を目指して、若手を痛めつけていきたい」。44歳はニヤリと笑った。

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