大会ホストプロ・星野陸也「優勝することが一番」 超絶ロブありイーグルあり 1差3位から逆転へ


星野陸也

星野陸也

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第3日(30日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 第3ラウンドが行われ、5位でスタートした大会主催者と所属契約するホストプロの星野陸也(興和)は1イーグル、2バーディー、ボギーなしの67で回って通算10アンダーとし、首位と1打差の3位に浮上。逆転でのツアー通算7勝目を狙う。

 12番パー5。残り260ヤードから5ウッドで、6メートルに2オンに成功した。フックラインを沈めてイーグルを奪い、歓声を浴びた。「10、11番でチャンスを外していた。バーディーを取れなかった分、イーグルで取り戻せて良かった」と笑みが漏れた。

 25日夜に主戦場の欧州ツアーから帰国したばかり。「思うように体が動かなかった」という初日は34位スタートだったが、日を追うごとにスイングの調子を取り戻し、最終日最終組に割って入った。欧州仕込みの粘りも見せた。7番。グリーン左前ラフからの、バンカー超えの第3打はピンまで30ヤード。何度も素振りをして、ロブショットのイメージをふくらませた。思い切り振り抜いた一打は、25ヤード先のエッジに落ち、ピンそば30センチに寄った。「あれはもう、完璧な場所に落ちた。あそこじゃないと寄らない」。続く8番でも、4メートル近いパットを沈めてパーをセーブした。

 4月以来5か月ぶりの日本ツアーで、今季2勝の金谷拓実の背中を追う展開になった。「バーディーを取ってくると思うので、自分もしっかりバーディーを取っていかないといけない。金谷君も今日すごく良いプレーだった。3日間一緒に回って、さすがにうまいなと思った。まずはセカンドショットでしっかりチャンスにつけたい」と気合いを入れた。

 この日はバンテリンカラーのグリーンのズボンを着用。最終日は緑のポロシャツを着ると決めている。「ホストプロとして、優勝争いをして最終日を迎えるのは楽しみ。優勝することが一番なので、優勝を目指して頑張りたい」。感謝の気持ちを勝利に変える。

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