阿部未悠が6アンダーで首位発進「かみ合ったゴルフができた」 TOTOジャパンクラシック出場も目指す


8番ティーショットを放つ阿部未悠。初日6アンダーで首位に立った(カメラ・今西 淳)

8番ティーショットを放つ阿部未悠。初日6アンダーで首位に立った(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース 第1日(13日、千葉・セブンハンドレッドGC=6697ヤード、パー72)

 ツアー初優勝を目指す阿部未悠(ミネベアミツミ)が6バーディー、ボギーなしの66をマークし、ホールアウト時点で首位に立った。「調子が上がらない週が続いていたんですけど、久しぶりにかみ合ったゴルフができた」と振り返った。昨年は4位と好相性の大会。「得意じゃないけど好きなコース。スコアが出ることはうれしい」と笑顔で話した。

 この日は10番でバーディーと幸先良くスタート。5~6メートルのパットを次々と沈め、ノーボギーでスコアを伸ばした。時折、強風が吹きジャッジが難しいホールもあったが「自分がいるとこより風が吹いている場面がすごく多かった。ピンハイで止まってくれたのが良かった」と好スコアの要因を分析した。

 直近2戦は予選落ちが続いていた。特別に取り組んだことはないと言うが、気持ちの面で変わったという。「もっといいスコアを出したいとか、上に行かなきゃと考えすぎて、空回りしていた。いい時も悪いときもある落差のゴルフを1日でやっているようなときもあった。慌てず、いい流れでいけるようにと意識してゴルフができた」。気負いすぎずプレーしたことが、結果に結びついた。

 現在ポイントランクは36位。米女子プロゴルフ協会公式戦のTOTOジャパンクラシックへ、日本ツアーからの出場資格は今大会終了時点での同35位以内となる。「もちろんTOTOも出たいし、その先のリコー(最終戦・JLPGAツアー選手権リコー杯=報知新聞社後援=)にも出たい。でも考えすぎても焦っちゃう気持ちが強いので、目の前の一打に集中することが大事」と今大会で上位に入り、出場権獲得を目指す。

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