原英莉花が68をマークし、 2差2位に浮上「いいパッティングが決まっていた」 ウェアは「秋葉原みたいと…」


16番で第2打をナイスショットし笑顔を見せる原英莉花。通算7アンダーで2位に浮上した(カメラ・今西 淳)

16番で第2打をナイスショットし笑顔を見せる原英莉花。通算7アンダーで2位に浮上した(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 第2日(28日、埼玉・武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)

 首位と2打差の8位から出た原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算7アンダーで2打差の2位に浮上した。前週は米ツアー2次予選会で、スコア誤記によりまさかの失格。失意を乗り越え、日本女子オープン以来、今季2勝目を目指す。

 最終18番をバーディーとし、笑顔でこの日を締めくくった。12、14番で3~4メートルのパーパットが残るピンチがあったが、ねじ込みしのいだ。「苦しいところで、いいパッティングが決まっていた」と納得のプレーができたという。雷雲接近で1時間スタートが遅れたが「いつもより朝ご飯をガッツリ食べて、プレーに備えた」。空いた時間を自分の活力に変えて、好スコアにつなげた。

 最終ホールでは、スコアカードを入念に見ているシーンもあった。「数字も見たし、あのとき何で打ったか考えていた」とこの日もスコアはしっかり確認していた。今大会開幕前には失格になった思いを「夢だと思いたかった」と話した原。失意のどん底にいたが、すでに前を向き、優勝争いを繰り広げている。

 この日は秋らしい落ち着いた赤を基調とした、チェックのウェアを着用。自身はお気に入りだが「チームには、秋葉原にいそうだねと言われた(笑い)」と笑い飛ばす場面もあった。4週前は今季メジャー第3戦・日本女子オープンで優勝。「優勝できたことは、自分の中でも、すごく自信になっている。今までやってきたことが形になってきた。また明日も自信を持ってプレーしたい」。逆転優勝を果たし、完全復活をアピールする。

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