山下勝将は76と落とし12位に後退「風を読めていなくて甘かった」…アジアアマ第3日


通算6オーバーで、日本勢最上位の12位につけた山下勝将(大会提供)

通算6オーバーで、日本勢最上位の12位につけた山下勝将(大会提供)

◆男子ゴルフ アジア太平洋アマチュア選手権 第3日(28日、オーストラリア・ロイヤルメルボルンGC=パー71)

 第3ラウンドが行われ、首位と4打差の9位から出た山下勝将(まさゆき、近大3年)は2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの76とスコアを落とし、通算6オーバーで12位に後退。日本勢トップは守ったが首位とは9打差に開いた。松井琳空海(りうら、香川西高2年)は通算10オーバーで21位、さらに1打差で大嶋港(関西高3年)が24位。佐藤快斗(埼玉栄高3年)は12オーバーで28位となった。

 今年の日本アマチュア選手権覇者の中野麟太朗(早大2年)が15オーバーで42位、鈴木隆太(日体大3年)が17オーバーで52位となった。鄭蘊和(中国)が2位に4打差をつけ、単独トップに立った。

 大会はマスターズ、R&A、アジア太平洋ゴルフ連盟が主催。開催コースのロイヤルメルボルンGCは、1891年創設でオーストラリアで最も歴史の古いゴルフ場の1つ。2014年大会も開催している。優勝者には、来年のマスターズと全英オープンのメジャー2大会の出場権が与えられる。日本選手はこれまで2010、11年に松山英樹が連覇。18年に金谷拓実、21年に中島啓太が優勝している。

 

 〇…昨季の国内ツアー年間女王・山下美夢有(みゆう)の弟・勝将は、秒速25メートル以上の強風に苦戦してスコアを落とし「ショットは昨日と同じで悪くなかったが、ピン位置も難しく、風を読めていなくて甘かった」と振り返った。日本勢トップ、首位とは9打差で最終日を迎える。「自分のプレーができるように一打、一打集中して少しでも伸ばせるように頑張る」と伝統あるコースでの最終ラウンドで上位を目指す。

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