◆女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 第2日(28日、埼玉・武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)
首位と2打差の8位から出た原英莉花(24)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算7アンダーで2打差2位に浮上した。前週の米ツアー2次予選会では、スコア誤記により失格に。失意を乗り越え、帰国後初戦で日本女子オープン以来、今季2勝目を目指す。ツアー通算18勝の鈴木愛(29)=セールスフォース=が9アンダーで単独首位。
失意のどん底からはい上がる。原は18番パー5で2オンに成功し、バーディーで一日を締めくくった。12番で4メートル、14番で3メートルのパーパットを沈め「苦しいところで、いいパッティングが決まっていた」と納得のプレーを振り返った。
前週の米ツアー2次予選会は、スコア誤記でまさかの失格。「夢だと思いたかった」と話すほどショックは大きかったが、すでに気持ちは切り替えた。首位・鈴木とは2差で優勝争いに絡んできた。最終ホールでは、スコアカードを入念に確認する姿もあった。
4週前のメジャー、日本女子オープンで今季初優勝を果たしている。「すごく自信になっている。明日も自信を持ってプレーしたい」。逆転Vへ視界が開けてきた。(富張 萌黄)