◆米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック プロアマ(1日、茨城・太平洋C美野里C=6598ヤード、パー72)
米ツアーの今季ポイントランク81位で来季シード獲得(80位以内)の圏外にいる渋野日向子(サントリー)はプロアマ戦で9ホールの調整後、「泣いても笑っても2試合しかないので頑張らないといけない。一打、一打悔いの残らないように」と言葉に力を込めた。
6月の日本ツアー、宮里藍サントリーレディス(予選落ち)以来、約5か月ぶりの国内での試合。「今回は自力で出られているわけではなく、(資格が)降りてきて出させてもらっている感覚なので、去年ほどの自信はない」としながら、「6月以来、日本のお客さんの前でプレーできる喜びをかみ締めたい。残り2試合の中の1試合を日本でできるというのは大きいこと。日本にいられていることが幸せ」と明るく話した。
10月からのアジアシリーズでは41位(中国)、56位(韓国)、60位(マレーシア)と苦戦が続き、ポイントランクでは前週後、来季シード圏外の81位に転落。「やっぱりゴルフの調子も良くないし、気分的にも良いとは思えないけど、ズーンとなってプレーしてもいいとは思わない。ちょっとでも自信を持ってプレーすることが今は必要」と現状を受け止めつつ、自らに言い聞かせた。2日の第1ラウンドは山下美夢有(みゆう)、ダニエル・カン(米国)と同組。日本のファンの声援を背に、上位進出を目指す。