◆女子ゴルフ 最終プロテスト 第2日(1日、岡山・JFE瀬戸内海GC(6419ヤード、パー72、参加101人)
5度目のプロテスト挑戦となる政田夢乃(まさだ・ゆめの)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算3アンダーで58位から合格圏内の18位へ急浮上した。初受験の2019年は同じコースで、1打届かず不合格となった。この日は強風が吹き、多くの選手が苦しんだがスコアを伸ばした。「練習ラウンドから結構風が吹いてたので、風対策はいい感じでできていた」と作戦が見事に奏功した。風の影響を受けにくい低い球を打つなど、取り組んできたことを発揮し、好スコアへつなげた。
第1ラウンドは伸ばし合いの中、73と出遅れた。6番まで3バーディーも、7番をボギーとして流れが傾いた。9番では池に入れるトラブルもありダブルボギー。それでも終盤の16、18番でバーディーとし、「今日への流れに繋がったと思う」と話す。インスタートのこの日は10番でバーディー先行。14番で8メートルをねじ込むなど、グリーン上が好調だった。「ショットは昨日の方が良かったので今日はパターのおかげ」とうなずいた。
風が穏やかな北海道出身。昨年の最終プロテストは、最終日に強風に苦戦して78をたたき、合格に2打届かなかった。「(風は)慣れていないけど、去年風にやられて悔しい思いをした」と涙を糧に腕を磨いた。今年はワンデー大会「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」でここまで4勝。賞金、ポイントランクともに1位を快走している。「全体的にレベルアップした」と自信を持って今年のプロテストに臨んでいる。悲願の合格へ残り2日間へ挑む。
◆最終プロテストの実施方法 10月31日から11月3日まで、4日間72ホールのストロークプレーで争い、上位20位タイまでが合格。54ホール終了時点で、80位タイまで、または20位に8打差までのいずれか人数の多い方が第4(最終)ラウンドに進出する。