１０番でティーショットを放つ馬場咲希（カメラ・富張萌黄）
◆女子ゴルフ 最終プロテスト 第３日（２日、岡山・ＪＦＥ瀬戸内海ＧＣ＝６４１９ヤード、パー７２、参加１０１人）
１４位から出た昨年の全米女子アマチュア選手権を制した馬場咲希（代々木高３年）は８バーディー、２ボギー、この日のベストスコアの６６をマークして、通算１０アンダーで２位に浮上した。首位とは１打差、合格ラインとは６打差で最終日へ向かう。
ロケットスタートを決めて勢いに乗った。１番で１メートルにつけ、バーディー発進。２番パー５では２３ヤードの３打目をピンの真横につけた。３番も続けて取り、最高の立ち上がりとした。後半も安定したプレーを見せ６つ伸ばし、２位へ順位を上げた。「１つでも伸ばそうと意識した。昨日終わった後に練習したことを試せた」と充実した表情を見せた。グリーン上も好調。「チャンスに乗ったところは、ほぼ決められていた」と第１ラウンドから修正し、手応えをつかんでいる。
２位で最終日を迎えるが、精神的には「楽じゃない」。だが、合格ラインの２０位タイとは６打差と貯金は作り、笑顔も見せた。「ご飯もちゃんと食べられている」とほどよい緊張感を保ち、プレーしているという。首位とは１打差。トップ合格も視界に入るがこだわりはないという。「４日間、自分がやると決めたことをやりきって、明日もいい結果で終われたら」と一発合格へ向けて気を引き締めた。
◆最終プロテストの実施方法 １１月３日まで４日間、７２ホールのストロークプレーで争い、上位２０位タイまでが合格。５４ホール終了時点で、８０位タイまで、または２０位に８打差までのいずれか人数の多い方が第４（最終）ラウンドに進出する。