「ゴルフ天才少女」須藤弥勒が異例のダブル所属契約 推定1億円を加え、総額3億6000万円


太陽自動車と推定総額1億円のダブル所属契約を結んだ須藤弥勒(右は太陽自動車の松岡繁男会長=提供写真)

太陽自動車と推定総額1億円のダブル所属契約を結んだ須藤弥勒(右は太陽自動車の松岡繁男会長=提供写真)

 史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(12)=ゴルフ5=が、自動車の販売などを行う太陽自動車と年間1000万円、10年の長期で総額1億円の所属契約を結んだことが6日、分かった。関係者によると、全てのスポンサーの契約料を合計すると3億6000万円(金額はいずれも推定)に上るという。

 昨年1月にアマ資格の規定改定によってアマ選手も無制限でスポンサー収入を得ることが可能になり、抜群の存在感を持つ弥勒にはオファーが殺到。これまでに所属契約のゴルフ5をはじめ、12社・団体とスポンサー契約した。今回、さらに弥勒の自宅がある群馬・太田市に本社を置く太陽自動車と所属契約を締結。ゴルフ5と所属契約も続行するため異例のダブル所属となり、今後は「ゴルフ5/太陽自動車」と表記される。

 日本女子ツアーの規約では満13歳で出場できる。2011年8月6日生まれの弥勒は、来年の8月6日以降にツアー出場が可能。プロの試合で予選通過、あるいは優勝などの結果を残した場合、各スポンサーとのボーナスによって総額で4億円を超える見込みだ。

 小学生のアマながらトッププロ並みの待遇を受ける弥勒は「必ず、スポンサーの皆様が満足する結果を残します。勝みなみ選手が持つ15歳293日のツアー史上最年少優勝記録(14年KKT杯バンテリンレディス)を目標にしています」と大きな野望を明かした。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。12歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。昨年8月に横峯良郎氏に弟子入り。昨年、アマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで所属契約のゴルフ5をはじめ、12社・団体とスポンサー契約した。ピアノも得意で今年7月の第24回北関東ピアノコンクールのプレコンペティション部門(ソロ)小学校6年生の部で銀賞を受賞。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。

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