稲見萌寧が来季米ツアー参戦を表明「全力で挑戦」 TOTOジャパンクラシックVで出場資格獲得


会見で米ツアー挑戦を明言した稲見萌寧(カメラ・安藤 篤志)

会見で米ツアー挑戦を明言した稲見萌寧(カメラ・安藤 篤志)

◆女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス プロアマ(9日、千葉・グレートアイランドC=6741ヤード、パー72)

 前週の米女子プロゴルフ協会公式戦、TOTOジャパンクラシック(茨城・太平洋C美野里C)で通算13勝目を挙げた稲見萌寧(Rakuten)がプロアマ戦後に会場内で取材に応じ、来季米ツアーに挑戦することを表明した。

 「チームで話し合った結果、私自身で勝ち取った権利なので、米国ツアーに挑戦してみようと思った。(これまで)ずっと日本ツアーでやりたいというのは言ってきたが、引退して将来のことを考えても、米国ツアーで戦ったというのはすごく大きな、人生のひとつだと思うので。チームのみんなも快くサポートしてくれると言ってくれた。全力で挑戦していきたい。(ワクワクと不安は)半々です」。

 米ツアーメンバーの登録期限は米国時間13日(日本時間14日)に迫っており、近く登録を済ませるという。日本ツアー30勝で得られる永久シードの目標については「“一時保留”で」とした。

 TOTOの優勝会見では「選択肢が開かれた。行くかどうかはチームで話し合ってから決めたい」と熟考することを明かしていた。当初は海外志向があまり強くなかったことから、来季も国内を主戦場にする可能性が高いとみられていたが、一転して米国挑戦を決断した。

 ◆稲見 萌寧(いなみ・もね)1999年7月29日、東京都生まれ。24歳。9歳でゴルフを始め、2016年にナショナルチーム入り。18年のプロテストに一発合格。19年にツアー歴代最高のパーオン率78・2079%を記録。20―21季は9勝で賞金女王に輝く。通算13勝(メジャー1勝)。21年の東京五輪で銀メダル獲得。166センチ、58キロ。

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