中島啓太 初の賞金王へ「いいゴルフをして自分が勝てばいいだけ」 宮崎牛より「すき家」の牛丼


プロアマ2番、ラフからセカンドショットを放つ中島啓太(カメラ・渡辺 了文)

プロアマ2番、ラフからセカンドショットを放つ中島啓太(カメラ・渡辺 了文)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス プロアマ戦(15日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 賞金ランクトップを走る今季2勝の中島啓太(フリー)は開幕前日のプロアマ戦で最終調整。「賞金王が決まってくる残り3試合なので、1打1打が大事。そこに集中してプレーしたい」と気を引き締めた。

 アマチュアで出場した2020年は8位に入るも、昨年は予選落ち。「予選落ちしたので難しい印象が頭の中に入っちゃったけど、今年は状態がいい時にこの試合に入れたので、去年より難しく感じなかった。しっかりドライバーを振り抜けていると思うので、調子がいいまま試合に入れることをすごく楽しみにしている」と自信を見せた。

 シーズンは今大会を含む残り3試合。賞金王争いは佳境を迎えており「やっぱり勝つことが一番大事だと思う。去年比嘉(一貴)さんもこの試合で優勝して賞金王にかなり近づいた。今は勝つことが一番大事かなと思う」。いずれも優勝賞金4000万円の高額賞金大会が続く。2位の金谷拓実とは約1135万円差、3位の今平周吾とは約3400万円差。1つの優勝でひっくり返る差だ。「もちろん気になるけど、自分がいいゴルフをして試合に勝てばいいだけ。優勝を目指して頑張りたい」と繰り返した。

 肉好きのイメージが強い中島だが、宮崎牛とは距離を置いたままだ。「そんなに僕、お金使わないんで。高いじゃないですか宮崎牛。そんなに高いところは行かないですし…」。3月に大学を卒業したばかりの23歳は、今季の獲得賞金は1億3000万円を積み上げながらも変わらない。14日の前夜祭の後に河本力と入った店は、牛丼チェーンの「すき家」だった。

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