
10番、ティーショットを放つアマチュアの杉浦悠太。初日7アンダーで単独2位(カメラ・渡辺 了文)
◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第2日(17日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)
アマチュアの杉浦悠太(日大4年)が6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算10アンダーで暫定首位に浮上した。トッププロたちも強風に苦しむ中、今大会唯一のアマチュアが2日間バーディーを量産した勢いのまま、決勝ラウンドに進む。「昨日と変わらずいい調子でプレーすることができた。横風のときは難しかったが、自信を持ってスイングすることを心がけて最後までプレーした」と晴れやかな表情で振り返った。
スタートの1番で3オン3パットのダボ発進。「焦るというか、このまま大丈夫かな」という気持ちになったという。だが、2番、3番を連続バーディーで取り返し、立て直した。その後も6番でボギーはあったが、4つのバーディーで3つ伸ばしてホールアウトした。リーダーボードを見ながら、周りが伸ばしていないことも確認しており、トップに自らの名前を点灯させた。
1973年以降のツアー制施行後、7人目となるアマVも射程に捉えた。過去のアマ優勝達成者には日本ゴルフ協会のアマチュア・ナショナルチーム経験者の松山英樹、金谷拓実、中島啓太、蝉川泰果もいる。偉大な先輩たちに続くアマチュア優勝を「僕もしたい」と意欲を示した。「それだけの実力がついたら優勝できると思う。目指して頑張りたい」と意気込んだ。18日も強風が予想されているが「狭いホールでドライバーを持って攻める」と恐れ知らずの22歳が、強力なプロたちに挑む。