蝉川泰果「優勝を狙うしかない」 逆転キングへ単独3位以上が最低条件


18番、セカンドショットを放つ蝉川泰果 (カメラ・豊田 秀一)

18番、セカンドショットを放つ蝉川泰果 (カメラ・豊田 秀一)

男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン プロアマ戦(22日、高知・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72)

 賞金ランク3位の蝉川泰果(フリー)は、逆転キングへ連勝締めを目指す。トップの中島啓太(フリー)との差は約5190万円。最終戦の日本シリーズJTカップでの逆転へ臨みをつなぐためには、中島の結果は抜きにして、蝉川自身が単独での3位以上に入ることが最低条件となる。

 前週のダンロップフェニックスは最終日ベストスコアの66をマークし、追い上げ2位に入ったが、同ランクトップの中島も17、18番の連続バーディーで2位に食い込んだ。「なかなか先週でも差は詰められなかったので、今週、来週と優勝を重ねるくらいじゃないと無理だと思うので、優勝を狙うしかない」と闘志を燃やした。

 シーズンは残り2戦。4月の関西オープンで早々に今季1勝を飾りながら、その後は優勝から遠ざかっている。「自分を応援してくれるファンの方はこの1年で増えたと思う。そういった人たちの前で、『蝉川すごいな』と言ってもらえる結果を残り2試合で出したい。まずは後悔しないように、今年1年の最後の締めということでしっかり楽しんで、笑って終われたらと思う」。ファンへ感謝の勝利を届ける。

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