中島啓太は4位で初の賞金王に輝く 「金谷さんがいてくれたので、頑張れた。最後は完璧なアプローチ」


4番、ティーショットを放つ中島啓太 (カメラ・豊田 秀一)

4番、ティーショットを放つ中島啓太 (カメラ・豊田 秀一)

◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 最終日(26日、高知・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72)

 9位で出た中島啓太(フリー)が1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回って通算12アンダーとし、4位。賞金ランクで2位以下に4000万円差をつけて最終戦の日本シリーズJTカップ(優勝賞金4000万円、報知新聞社主催)を迎えることになり、初の賞金王が決まった。「自分のいいプレーを一年間できた」と充実のシーズンを振り返った。

 最終18番ではグリーン右からのチップインイーグル。両手を突き上げた。「金谷(拓実)さんがいてくれたので、頑張れた。最後は完璧なアプローチで終われたので、うれしい」と頬を緩めた。

 第3ラウンドを終えて、賞金ランク2位の金谷が首位に立つも、今大会で賞金王を決める強い気持ちでこの日の18ホールを戦い抜いた。「本当に強い選手ですし、最後まで賞金王争いをしてくれたことに感謝をしたい。まだ1試合残っているので優勝争いしたいと思う」と最大のライバルとのデットヒートに謝意を述べた。次週は今季最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップに出場する。「来週優勝して一年間を終えたい」と今季4勝目へと獲得賞金2億円超えへ意欲を燃やした。

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