◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ プロアマ日(29日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)
2010~12年大会の藤田寛之以来、国内メジャー2人目の3連覇を狙う谷原秀人(国際スポーツ振興協会)が、プロアマ戦などで最終調整を行った。プロアマ戦のホールアウト後に取材に応じ、「経験を生かしながら、上位にいければ」と今大会の出場選手では最多15度目の日本シリーズへ意気込みを口にした。
45歳のベテランは27日は練習場でスイングの確認、28日は9ホールのみのラウンド。この日初めて18ホールを回った。「例年に比べて暖かい。グリーンの状態は相変わらず素晴らしい。硬さもあるし、風が強いと難しいゴルフになると思う」と印象を語った。キーポイントは「グリーン周りとアイアン」。大会連覇中のツアー屈指のパットの名手だが「グリーンが一番難しいコース」だといい、第2打以降を警戒する。
今年は初出場の選手が11人。平均年齢は29・93歳とフレッシュな顔ぶれとなった。「若すぎるでしょ」と若手の台頭に驚かされているという。自身が同年齢の頃は「がむしゃらにやっていた。永遠と練習していた。うまくなりたいとしか考えていなかった」と約15年前を思い返した。史上2人目の快挙もかかる今大会。「このメンツの中でできたらうれしいが、なかなか厳しい。自分の得意とするグリーン上(パット)が整ってくれば、このコースなら戦えると思う」と若手には負けずに、72ホールを戦い抜く覚悟を示した。