日本シリーズJTカップ初出場の飛ばし屋・幡地隆寛「悪くなった時こそ気持ちの戦いになる」


プロアマ戦の5番でティーショットを放つ幡地隆寛(カメラ・今西 淳)

プロアマ戦の5番でティーショットを放つ幡地隆寛(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ プロアマ日(29日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 賞金ランク18位で初出場する飛ばし屋の幡地隆寛(ディライトワークス)はプロアマ戦で最終調整後、「コースと格闘しながら、しっかり4日間気持ちを保って戦い抜きたい」と難コースへ警戒心を強めた。

 28日の0・5ラウンド(R)とプロアマ戦を含め、事前に1・5Rを回り、「結構、(先が見通せない)ブラインドのホールが多い。プライベートで1回来たことはあるが、ほとんど覚えていないので、慣れが必要な中で戦わないと。予選落ちがないので思い切ってやって、それがいい風にいけばいい」と印象を語った。

 左ドッグレッグの打ち下ろしの7番パー4(389ヤード)は前方の林を超えてワンオンを狙える可能性もあるが、「たぶん、あと4、5回出ればいけるかと思います」と苦笑した。狙い所が難しいホールが多いとし「ある程度、突き抜けるところもある。しっかりとセカンドショットを(グリーンを)狙える位置に置けるかになると思う」と分析した。

 今季は開幕2戦目の関西オープンで2位。6月にも4位が1度あるが、夏場は予選落ちが続いて苦しい時期を味わった。秋口に調子を取り戻し、日本オープンで3位、ダンロップフェニックスで4位と活躍した。初優勝には届かなかったが、平均飛距離309・40ヤードはツアー4位と存在感を示した。

 「(春先から)いつ優勝してもおかしくないという状況で、2試合目で2位。前半戦は結構、いい流れでこられたが、夏場に連続で決勝ラウンドに行けず一気に自信を失っていた。パナソニックオープン以降は全て予選を通過して、2回トップ5と、調子が戻った時のいいゴルフができている」と振り返る。

 30人のフィールドで年内の締めくくりとなる最終戦。「来年は本当に自信を持って、1年間戦えるような調子に持っていけたら。最後の試合ということで、どんな結果であってもしっかり来年につなげられるようなゴルフがしたい。優勝できれば一番いいけど、悪くなった時こそ気持ちの戦いになると思う。しっかり折れずに、こらえられるかという感じです」と強調した。

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