石川遼「悪くない。明日につながるプレーができた」 大会3勝へ5差9位発進


17番、強い日差しの中、ティーショットを放つ石川遼(カメラ・竜田 卓)

17番、強い日差しの中、ティーショットを放つ石川遼(カメラ・竜田 卓)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第1日(30日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 2015、19年大会覇者の石川遼(カシオ)は5バーディー、3ボギーの2アンダー68で回り、首位と5打差の9位でスタートした。「順位的には悪くないと思う。そんなに悪くない感じでできている。明日につながるプレーができた」と、上々の滑り出しを振り返った。

 2番でピン奥5メートルを沈めてバーディーを奪うと、6番パー5はピン左奥4メートルに2オン。イーグルパットこそ決まらなかったが、スコアを伸ばした。9番で1メートルのパーパットがカップに蹴られる場面もあったが「しっかり打てていた。パッティングはずっと良かったし、そこからも自信を失わずにできたので良かった」と語った。

 一日を通してロングパットのタッチが合っていた。16番は7メートル近いバーディーパットを決め、17番パー5では25メートル超のカラーからのイーグルトライを1メートに寄せてバーディーとした。「日曜日に上位で争いたいので、そこにつながる金曜日、土曜日にしたい。本当に楽しみ」。史上7人目の大会3勝へ、徐々にトップとの差を詰めていく。

 ◇石川の優勝VTR

 ▼15年大会 初日を68で、首位と4打差の9位スタート。2日目も68で首位に並んだ。3日目にショットを思い切り振りちぎりベストスコア63をマーク。3打差で単独首位に立つと、最終日も6バーディー、3ボギーの67で回って通算14アンダーで通算13勝目。通算24度目の挑戦で国内メジャー初制覇となった。

 ▼19年大会 初日を68で、首位と3打差の8位で滑り出すと、3日目に68で2打差の5位と追い上げ、最終日に7バーディー、3ボギーの66で通算8アンダーで並んだB・ケネディ(豪州)とのプレーオフへ。3ホール目で2・5メートルのバーディーパットを決め、15年以来の大会2勝目。

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