写真好き女子プロの阿部未悠が“カメラマンデビュー” 被写体から撮影側へ「ゴルフの勉強になることがたくさん」


紅葉の18番で自前のカメラを構える女子プロゴルファーの阿部未悠。写真が趣味の彼女はGDOの企画でカメラマンに挑戦した(カメラ・今西 淳)

紅葉の18番で自前のカメラを構える女子プロゴルファーの阿部未悠。写真が趣味の彼女はGDOの企画でカメラマンに挑戦した(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ (11月30日~12月3日開催、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 国内女子ゴルフツアーで今季メルセデス・ランク37位でシードを獲得した23歳の阿部未悠(ミネベアミツミ)が、今大会で“カメラマンデビュー”を果たした。

 ゴルフ専門ポータルサイト「ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)」の企画で実現したもの。大会3度目の優勝を目指す石川遼(カシオ)らの熱戦をファインダー越しに切り取り「楽しかったです! (撮影の)方向を考えて、こういう感じだったら良い感じで撮れるかな? と思いながらやっていました」と刺激を受けた様子だった。

 写真が趣味で、普段からフクロウ、エゾリス、鹿など動物の写真を撮っているという。人物撮影は経験がなかったが、同じ“ミレニアム世代(2000年生まれ)”で親交の深い吉田優利(エプソン)のポートレートを撮ったのをきっかけに興味が膨らんだ。プロゴルファーとして被写体になることの方が多いが、今回は撮影側に。「普段は被写体なので、プレーのスピードとか球の質とか、ゴルフの勉強になることもたくさんありました」と新鮮そうだ。

 今季は4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(兵庫・花屋敷GCよかわC)、10月の富士通レディース(千葉・東急セブンハンドレッドC)でともに1打差の2位となり、優勝争いも経験した。「出たい試合には出られた1年になりました。優勝という目標だけはかなえられなかったので、そこを来年どうしていくか。今年、何が足りなかったか考えて、オフでどれだけ課題をこなせるかだと思う。ドライバーは得意なので、アイアンや、パットもそうですし、色々な要素がある」と思いを巡らせつつ、力を磨いていく。

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