45歳・谷原秀人選手会長「若い選手が最後まで優勝争い…うれしい」来季へ「おじさんたちもついていく」…日本シリーズJTカップ


7番、ティーショットを放つ谷原秀人(カメラ・今成 良輔)

7番、ティーショットを放つ谷原秀人(カメラ・今成 良輔)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(3日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 最終ラウンドが行われ、首位から出た22歳の蝉川泰果(フリー)が4バーディー、2ボギーの68で逃げ切り、通算15アンダーで第60回大会覇者に輝いた。69で回った中島啓太(フリー)と67の金谷拓実(Yogibo)が14アンダーで1打差2位に入った。史上2人目の3連覇が懸かった谷原秀人(国際スポーツ振興協会)は69で回り、9アンダーで6位だった。

 試合後、出場全30選手が表彰式に出席。22年から選手会長を務める谷原はスピーチで思いを述べた。「今年は蟬川選手や中島選手、金谷選手など若い選手が最後の最後まで優勝争いを見せてくれました。僕自身もプレーする側にいましたが、見ていてすごくワクワクしたし、うれしいですし、楽しい1年でした」と振り返った。

 今大会で23年シーズンが終了。23歳の中島が初の賞金王に輝き、25歳の金谷が賞金ランク2位。同3位の蟬川が最終戦を最年少22歳で制した。最終日は5033人の観客が来場し、全選手がホールアウト後の表彰式も多くの観客が残った。谷原が若手の躍進するツアーについて「皆さんはどうでしたか?」と問いかけると、大きな拍手に包まれた。45歳は来季に向けて「どんどん若い選手が出てきて男子ツアーを盛り上げてくれると思います。おじさんたちもそれについていきます」と、さらなる盛況へ思いを込めた。

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