稲見萌寧、来季米ツアー挑戦の決め手はチーム 「みんながいてからこそ、世界で戦うことが絶対条件」


稲見萌寧(カメラ・今西 淳)

稲見萌寧(カメラ・今西 淳)

 日本女子プロゴルフ協会表彰式「JLPGAアワード」が20日、東京都内のホテルで開かれ、「TOTOジャパンクラシック」で優勝し、来季米ツアーに本格参戦する稲見萌寧が出席した。「苦しい方が多い試合がたくさんあった。今年は勝てないと思うこともあり、練習が意味ないと思うこともあった。でもやらないと結果はついてこないと思った。終盤に初優勝できて良かった」と1年間を振り返った。

 「TOTO―」優勝で来季米ツアー出場権を獲得した。これまで海外志向はあまりなかったが、「海外に行くことは体が一番大変なので、トレーナーがサポートしたいと言ってくれたことが決め手。チームのみんながいてからこそ、世界で戦うことが絶対条件」と挑戦を決めた理由を明かした。不安も多いというが「楽しいことを多めに考えて、そっちを全力で頑張りたい。旅行が好きなので、現地でチームみんなで息抜きができたら」と楽しむことを最優先に米国で1年間戦い抜く。

 初戦は1月19日開幕の「ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ(米フロリダ州)」。オフの時間は例年以上に短いが「ショートゲームに力を入れたい」と米国で戦う技術を身につけるという。「はじめは楽しんで上位で戦えるように。数か月こなしていけば慣れてきて楽しんでいけると思うので、向こうで優勝カップを掲げたい」と来季の目標を語った。

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