日本女子プロゴルフ協会は20日、都内で年間表彰式を開催した。今季最多の5勝を挙げた山下美夢有(みゆう、加賀電子)が昨年の自身に並ぶ史上最多の5冠を獲得した。年間最優秀選手賞(メルセデス・ランク1位)、賞金ランク1位、平均ストローク1位、栄誉賞、特別賞を手にした。
2年連続女王はノースリーブでキラキラの黒色のドレス姿で、アクセサリーを身につけ登場。「全部(高級ブランドの)シャネルでそろえました。今まで一番高い買い物だった」と笑った。「たくさんの賞をいただき、すごく光栄です」と喜びいっぱい。ツアー初の2年連続で獲得賞金2億円突破、平均ストローク(69・4322)歴代1位など記録ずくめの充実の1年となった。
「前半戦に4勝できて、いい流れでスタートできたが、メジャーでは技術面だったり環境がガラっと変わって自分らしいプレーが発揮できなかった。後半戦はなかなか上位争いができずに苦しかったが、最終戦のリコーカップで優勝することができていい形でいい終わり方ができた」と語った。
パリ五輪出場やメジャー5大会での上位進出を狙う来季に向け「来年は来年でまた切り替えて。技術も精度も、ショートゲームがまだまだ足りない。このオフでしっかり、濃い練習をして今年よりも、もっと上位で戦えるように」と力を込めた。