表彰式で笑顔を見せる山下美夢有（カメラ・今西 淳）
日本女子プロゴルフ協会は２０日、都内で年間表彰式を開催した。今季最多の５勝を挙げた山下美夢有（みゆう、２２）＝加賀電子＝がチームで受賞した特別賞を含め、１６年イ・ボミ（韓国）と昨年の自身に並ぶ史上最多の５冠を獲得した。２年連続女王は高級ブランド・シャネルのノースリーブの黒のドレスとアクセサリーを身につけ「たくさんの賞をいただき、すごく光栄」と喜びいっぱい。ツアー初の２年連続で賞金２億円突破など、記録ずくめの１年を振り返り「学び」と「感謝」を強調した。
世界ランク１９位は日本勢２番手で、来年８月のパリ五輪出場圏内だ。２１年東京大会は稲見萌寧の銀メダルの活躍をテレビで見ており「五輪は特別な大会なので出たい。金メダルで表彰台に立ちたい」と意欲。オフにショートゲームを中心に磨いて世界に挑む。（岩原 正幸）
■英莉花、白でビシッ
原英莉花（今季は日本女子オープンで優勝。会場の背景が黒を基調としていたため）「白（のスーツ）を選びました」
〇…今季国内ツアーの優勝者から稲見萌寧（２４）、西郷真央（２２）、吉田優利（２３）が来季新たに米ツアーに参戦する。来年１月１８日に始まる開幕戦（フロリダ州）から出場する稲見は「数か月こなして慣れていき、向こう（米国）で優勝カップを掲げたい」と目標を語った。西郷は「しっかり体をつくって１年間戦えるように」と抱負。吉田は「いろんなコースでプレーできるのが楽しみ」と話した。
イ・ボミ（今季で日本ツアーを引退した１５、１６年賞金女王は特別功労賞とメディア賞『ベストコメント』部門の２冠に涙）「こんなに意味のある賞をいただけるなんて。感動しました」
桜井心那（史上３人目の１０代４勝で敢闘賞を受賞。振り袖姿で登壇）「初優勝して自信がついた。今年の漢字はよく食べたので『鰻（うなぎ）』です」