男子ゴルフツアー出場歴があり、中学3年でドライバーのキャリーで300ヤード近くの飛距離を誇る香川友(とも、15)=野田一中=が来年3月中旬に史上最年少でプロ転向する方向であることが26日、分かった。
香川は175センチ、103キロと恵まれた体格を誇り“天才中学生”として注目される。現在スポンサー9社から支援を受け、規格外のドライバーショットだけでなく、ウェッジが得意。昨年4月にツアーデビューした関西オープンでは予選通過は逃したが、初日に1アンダー70を記録した。
この秋に中学生としては異例の予選会(QT)に挑み、3次に進出して81位。日本ゴルフツアー機構(JGTO)内でも話し合いが行われ、義務教育が終了する来春の中学卒業をもってQT番号(出場資格のこと)が付与されることになった。15歳7か月あまりでツアープレーヤー(TP)登録され、最年少プロが誕生する。
規格外のスケールを持つ15歳は「プロのレベルの高い選手と戦えることにワクワクしています。(米大リーグ・ドジャースの)大谷翔平選手のように応援される選手になりたい。将来は米国でたくさんプレーして勝ちたい」と話している。
◆香川 友(かがわ・とも)2008年7月31日、千葉県出身。15歳。1歳から父・正宏さんの経営するゴルフ場で始める。小6時の20年10月に茨城のザ・ロイヤルGC(7585ヤード)で開催されたミニツアーで、優勝したプロと同スコアの5アンダー67でベストアマ、今年7月の山梨オープンでもベストアマ獲得。これまでツアーは3試合に出場。趣味、特技は海釣り、サーフィン、スケボー、野球。好きな食べ物は吉野家の牛丼。
◆主なスポンサー 豫洲短板産業株式会社、明治安田生命、株式会社けんせつパーク、大門パフォーマンススタジオ、株式会社釣八、MASSパートナーズ法律事務所、その他3社となっている。
◆最年少プロ これまでは、石川遼が高校1年の2008年1月に16歳3か月で最年少ツアーメンバーとなった例がある。TP登録では、他に高1の秋または冬にプロになった例が複数ある。