松山英樹 パー4でイーグルも54位に後退 パットで「迷子になっている」


◆米男子プロゴルフツアー ザ・セントリー 第3日(6日、米ハワイ州カパルア・プランテーションC=7558ヤード、パー73)

 今季開幕戦の第3ラウンドが行われ、46位で出た松山英樹(LEXUS)は1イーグル、1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76とスコアを落とし、通算4アンダーで54位に順位を下げた。66をマークしたクリス・カーク(米国)が21アンダーでトップに立った。

 8、9番と連続ボギーフィニッシュとなった松山は、ホールアウト後に中継局のインタビューに応じ「昨日までに比べたら、ショットは思うようにいかなかった。いい感覚が出るように探っていたけど、なかなか最後までうまくいかなかった」と振り返った。

 前半14番(パー4)でグリーン右手前のバンカーからの38ヤードの第2打を、カップに放り込んだ。イーグルで反撃ののろしを上げたかと思われたが、直後の15番パー5で第1打を右のペナルティーエリアに曲げてダブルボギー。16番は1・2メートルのパーパットがカップに蹴られてボギーとした。

 7番では3メートルのバーディーパットがカップ右へ抜け、首をかしげる場面もあった。「いいストロークをしても入らなかったりして、ちょっと打ち方を変えてしまって、迷子になっている」と口にした。「ショットに関しては、今日は悪かったけど、徐々にいい感覚が出てきていると思う。上位で戦うためには、もう少しそれを安定させないといけない。明日残り1日、しっかり有効に使っていきたい」。練習場に直行し、球を打ち込んだ。

 米ツアーはシーズン開幕を昨季までの9月から1月に再編。ザ・セントリーは年に8度開催される格の高い大会の一つで賞金総額も2千万ドル(約29億円)と高い。2022~23年のポイント上位50人と昨年のツアー優勝者の計59人が予選落ちなしで戦う。

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