稲見萌寧「優勝したら英語でスピーチしたい」 米ツアー挑戦好発進 「フレンドリー派。楽しい」


トークショーに出演した稲見萌寧(カメラ・高木恵)

トークショーに出演した稲見萌寧(カメラ・高木恵)

 今季からゴルフの米女子ツアーに本格参戦中の稲見萌寧(Rakuten)が4日、都内のアルペン東京でスポーツ用品メーカー「ニューバランス」のトークショーに出演した。一般観覧の定員は40人だったが、あっという間に埋まり、立ち見も出るほどの大盛況。「初めてなので緊張する」とはにかみつつ、集まったファンをトークや写真撮影で盛り上げた。

 開幕戦のヒルトン・グランドバケーションズ・チャンピオンズは19位、2戦目のドライブオン選手権は8位と、新天地での挑戦は順調な滑り出し。1月30日に一度帰国し、次戦のHSBC女子世界選手権(29~3月3日、シンガポール)に向けて練習を積んでいる。「1戦目と2戦目で真逆の芝質を経験して、こんなに調整が大変なんだなと思った」と言い、「2週間で分かったことが色々あった。海外でやるための準備として必要なものをもう一回整理して、色々と試してみるっていう感じ」。現在、新しいパターも試している。

 米国での生活は「すごく楽しい」と笑顔が絶えない。「通りすがりの人でもあいさつをしてくれるし、フレンドリー。私もフレンドリー派なので波長が合う」と笑った。小学生のときから海外のドラマが好きだった。現在もネットフリックスで映画やドラマを観賞しながら、英語に耳を慣らしている。最近のお気に入りは「マイライフ with ウォルターボーイズ」。「もっと勉強して、優勝したら英語でスピーチをしたい」と目標を掲げた。

 16日に「ニューバランス」の新モデルが発売になる。「ゴルファーと靴の相性はすごく大事。今まで一回もシューズに苦労したことはない」と同社に全幅の信頼を置いている。現在年間ポイントランキングは10位で、ルーキー・オブ・ザ・イヤーはトップに立っている。「海外で成績を出して頑張っていきたいなと思っている。そこも狙える位置に最後までいれたらいいなと思う」。挑戦を楽しみつつ、結果を積み上げていく。

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