原英莉花「春先に1勝を目標」 米ツアー予選会へ世界ランク75位以内を目指す ジャンボから太鼓判も


開幕戦の会場入りした原英莉花は、南国の花ブーゲンビリアを手に笑顔を見せた(カメラ・今西 淳)

開幕戦の会場入りした原英莉花は、南国の花ブーゲンビリアを手に笑顔を見せた(カメラ・今西 淳)

 女子プロゴルフツアーの今季開幕戦、ダイキンオーキッドレディスは29日から4日間、沖縄・琉球GC(6595ヤード、パー72)で開催される。昨年のメジャー、日本女子オープン覇者の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が27日、取材に応じた。「ロケットスタートといきたいところだが、まずは予選を通過して上位を戦えるように」と意気込んだ。

 前週はタイ行われた米ツアー、ホンダLPGAに出場し16位。「昨年とクラブが変わっていなかったので、探り探りじゃないプレーができた」と収穫を得た。オフはオーバートレーニングにならないように取り組んできたという。「けがなくコツコツということを大切に、過ごしてたんじゃないかなと思う」と充実した時間とした。

 今年も米ツアーの予選会(QT)受験を予定している。最終QTから受験可能となる世界ランク75位以内を目指し、国内ツアーを戦う。「春先に1勝を目標に頑張りたい。『オフの3か月で変わってやる』と思っていたことが、空回りという部分が大きかった。今年は去年と変化がつけられなかったことが、試合の組み立てでうまくいった。メンタル的にもコントロールしやすかった」と昨年までとの違いを実感している。

 オフの期間には師匠である国内最多ツアー94勝の尾崎将司を訪ねた。ドライバーに悩んでいたが、「思ったより悪くねえよ」と太鼓判を押された。「今年はいい報告ができるように頑張りたい。複数回優勝と平均的に上位で戦えるように」と今季の目標を語った。

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