2差単独首位で出た古江彩佳は75で8位、22年7月以来のツアー2勝目ならず「しんどい一日だった」


古江彩佳

古江彩佳

◆米女子プロゴルフツアー HSBC女子世界選手権 最終日(3日、シンガポール・セントーサGC=6775ヤード、パー72)

 最終ラウンドが行われ、2打差の単独首位から出た古江彩佳(富士通)は1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの75で通算7アンダーの8位に終わった。13番まではパーを続け、14番で1メートルにつける初バーディーを奪ったが、15番パー3でバンカーの目玉となる不運もありボギーを喫した。17番パー3では3パットのボギー、18番は第2打をバンカーに入れてダブルボギーとなった。2022年7月のスコットランド・オープン以来の米ツアー2勝目はならなかった。

 2打差2位から出て67で回ったハナ・グリーン(オーストラリア)が13アンダーで逆転し、ツアー通算4勝目を挙げた。67のセリーヌ・ブティエ(フランス)が1打差の12アンダー2位だった。

 66の西村優菜(スターツ)、69の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)ら4人が9アンダーの3位で終えた。笹生優花(フリー)は66をマークし、5アンダーの17位となった。

◆古江のWOWOWインタビューでの一問一答

 ―最終日のラウンドを振り返って。

 「バーディーチャンスにうまくつけられず、しのぐパーが多かった。しんどい一日だった。まだまだパーセーブできているところではチャンスはあると思っていたけど、なかなかショットが寄らず、パッティングもスピードを合わせられなかった。うまくラウンドできなかった」

 ―終盤に流れが。

 「本当にあそこのパー3(15番のボギー)が、とりあえず乗せてパーで流れをそのまま持っていきたかったけど、一番やってはいけないことをした」

 ―4日間を振り返り。

 「難しい風が回ったり、グリーンも速かったりという中では、しっかりいいラウンドはできたと思います」

 ―優勝までもう一歩が続く。

 「そうですね。その回数をもっと増やせれば、もうちょっとチャンスもできてくる。もうちょっと経験もして。しっかりトライして、頑張りたい」

 ―大勢の観客から声援。

 「昨日から最終組で本当にたくさんの日本から来られた方、現地にいらっしゃる方だったり、すごく大きい歓声をもらえて幸せだと思います」

 ―次週のブルーベイLPGAへ。

 「LPGA(米ツアー)の試合では中国に行くのは初めて。今回は予選カットがあるので、しっかり上を見ながら4日間戦えるように」

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