◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 最終日(3日、沖縄・琉球GC=6595ヤード、パー72)
1打差の2位から出た西郷真央(島津製作所)は5バーディー、1ボギーの68で回って通算16アンダーの2位。岩井千怜(ホンダ)とデッドヒートを演じたが2打競り負けた。
西郷は1番のバーディーで首位に並んだ。3番でも再び首位を捉え、10番まではお互いに譲らない展開となった。11番、岩井のバーディーで一歩リードを許したが、直後の12番のバーディーで追いつく。その後、14番で岩井がリード。西郷は15番でボギーを喫し、突き放された。
試合後は「決勝2日間(71、68)はあまり自分のいいところが出なかった。アイアンの距離が、ほとんどビトウィーン(間のクラブ)が多く、気持ちよく振れるホールも少なかった。チャンスに付けたいところで付けられなかった。そういうところの、小さな積み重ね」と振り返った。
岩井との競り合いについては「9、10番と決められず、11番も外して。その後取りたいところで、いいタイミングでバーディーが取れなかったのが今日の全て。最低でも6個(バーディーが)欲しいと思ってやっている中で、届かなかった」と、自身を厳しく評した。
ツアー初優勝となった22年大会に続く、通算7勝目を狙ったが、惜しくも届かず。今季は米ツアーを主戦場とする。今後に向け「なるべく向こうのツアーで1年間頑張れたら。ランキング次第になると思うが、1年目なので出られる試合は全て出たい。しっかり気持ちを切り替えて、来週の中国に向けて準備したい」と前を向いた。