芹澤信雄10ヤードの飛距離アップで「エージシュート出す」マジェスティゴルフと用品契約


マジェスティゴルフと用品契約発表した芹澤信雄

 レギュラーツアー5勝、シニアツアー1勝とトッププロとして活躍し、いまなおシニアツアーに参戦する芹澤信雄プロ(64)が、10ヤードの飛距離アップに成功した。これを支えたのは、新たに用品使用契約を結んだマジェスティゴルフ。先日行われた第58回ジャパンゴルフフェア 2024にて契約発表が行われた。
 これまでプロアマなどでお客さんには「『今はお金で飛距離は買える』といいながらも、自分はハードスペックのクラブを使って見栄を張っていた」と話した芹澤プロ。あと10ヤード飛べば、まだまだ戦えると考えていたところに今回のオファーがあり「今のクラブより10ヤード飛ぶクラブをつくっていただけるのなら」と条件を出した。カチャカャチャとその場で組み替えられるわけではないマジェスティのクラブ。それでも同じヘッドにシャフトを何度も入れ替えたり、ロフト角を変えたりと、日々試行錯誤を重ねての結果だけに「スタッフの方がほんとに一生懸命やってくれました。データが10ヤード出たときは満面の笑顔でした。うれしかったです」と振り返った。
 今回芹澤プロは、45・5インチから46インチ、重さを40グラム台に変更。この裏では、昨年シニアの最終戦で片山晋呉プロ(51)に「晋呉、俺まだ飛ぶかな?」と聞いたところ、「46インチで40グラム台(のシャフト)、ロフトないもの使ったらもっと飛ぶと思いますよ」とアドバイスがあった。すぐに変えてみたものの最初は飛ばず「合う、合わないがあるのかと思った」というが、最終的にはその言葉通りの設計となった格好だ。  今までキャリーが220ヤード前後、最近は220ヤードのバンカーを越えていなかったが、マジェスティのクラブを味方にキャリーで230ヤードを超え、ランを入れれば場所によっては260ヤードに届くようになった。「キャリー10ヤードはすごい大事」と確かな手応えを感じている。
 実は1983年から1998年まで、マジェスティゴルフの前身であるマルマンゴルフと契約し、日本プロマッチプレー選手権で優勝するなど多くの活躍を見せてきた。「かつて長くお世話になったマジェスティ様と再びご縁があり、クラブほか用品のご支援をいただけること大変嬉しく思います」としつつ、「飛ばしたいと思えばゴルフは上手くなる。自分でゴルフ人生を楽しみながら、10ヤード飛んだことにエンジョイしながら、エージシュートを出したい」と語る目は力強かった。1989年には田原俊彦(63)らとベストドレッサー賞にも輝いた“元祖イケメンプロゴルファー”は、新たな相棒と共に、年齢を下回るスコアを目指していく。