松山英樹「去年、一昨年に比べたら痛みも少ない」「13回目なので何となく回ります(笑い)」


 【オーガスタ(米ジョージア州)8日】2021年大会以来2度目の優勝を目指す、13度目出場の松山英樹(LEXUS)が公式会見に登場した。

 会見での主な一問一答は以下の通り。

 ―コース状況や、スコアの見通しなど。

 「乾いていたら、僕が出た中ではダニー(・ウィレット、英国)が優勝した2016年のスコアが一番低かった(5アンダー)。ウェットだったら、ダスティン(・ジョンソン、米国)が勝った2020年は20アンダーというスコアが出て、両方面白い。ただ、20アンダーまで行かれると、僕にはチャンスはないなと。10アンダー前後でセッティングしてもらえたら、うれしい」

 ―アジアアマを勝って、2011年にマスターズ初出場。

 「(アジアアマに)初めて出た時は印象に残っている。日本で開催されてなかったら、出られてなかった。そういうチャンスがあり、勝つことができて、ここ(オーガスタ)に立つことができた。(2011年)初めて出る時に(東北で)震災もあり、出られるか分からない状況だったが、出られてすごくうれしかった。今でも当時のことはすごく覚えている」

 ―毎年チャンピオンズ・ディナーも。

 「チャンピオンズ・ディナーの時、毎年グリーンジャケットを着ているのはすごくうれしいなと思いながら、帰ってきている」

 ―前週のテキサス・オープンに出場した。

 「勝った2021年までは毎年、前の週の試合には出ていなかったけど、勝った年から毎年出るようになった。試合勘をそのままここで出すことができているかなと思う部分と、連戦をする分、疲れもある。そういうところでベストな方法が何かというのは、いまだに分かっていない」

 ―コース攻略に関して。

 「このコースだと、ポイント、ポイントで打っていかないといけない。絶対外してはいけない場所というのは、人それぞれにあると思う。そこに打たないようにできれば上位にいけるんじゃないかと思っている」

 ―前週テキサスで良いプレーをして準備は整っているか?

 「去年、一昨年に比べたら痛みも少ないし、そういう意味ではいい(と思う)」

 ―2番ホールの距離が10ヤード延長された。

 「どれくらい後ろなのかまだ把握していないけど、今までのティーも表記より10ヤード後ろに下がることもあった。さらにそこから伸びているのかは分からない。(早藤)将太(キャディー)に聞いた分では、アングルはそんなに変わっていないという感じだった。風向き次第では右バンカーに入ると思うけど、普通に打てば届かないと思うので、逆に楽になるんじゃないか」

 ―最近では一番いい状態で迎えるマスターズだかと思うが、自身への期待感は。

 「結果的に上位で3試合やれていたけど、そこまで納得いくようなゴルフはできていなかったので、いい準備ができているかといったらそうでもない。13回目なので、何となく回ります(笑い)」

 ―久常涼が特別招待で出場。欧州(DPワールド)ツアーでは星野陸也、中島啓太が優勝。日本の若手の台頭に。

 「PGAツアーに日本人が1人いるということは、すごく大事なことだと思う。今(久常と)2人だけど、彼らたちが3、4、5人と増えていくときに、自分もまだまだ居られるように頑張りたいなと思っている」

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