松山英樹 タイガー・ウッズから「ハーイ」 練習場で並んでショット 11日開幕マスターズへ最終調整


並んでショット練習をする松山英樹とタイガー・ウッズ

並んでショット練習をする松山英樹とタイガー・ウッズ

 【オーガスタ(米ジョージア州)10日=高木恵】男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズは11日にジョージア州オーガスタ・ナショナルGCで開幕する。2021年大会覇者の松山英樹(32)=LEXUS=は開幕前日の10日、初出場の久常涼(21)=SBSホールディングス=とインコース9ホールを回って最終調整した。

 午前7時45分に練習場に姿を見せた松山は、同8時55分に10番からスタートした。前日9日はアウトコースを回っており、合わせて18ホールのチェックを完了した。「アーメンコーナー」の3ホールでいずれも見せ場を作った。

 11番では右林先のラフからの200ヤード超の第2打を、ピン左奥4メートルにつけてガッツポーズ。パトロンの歓声を浴びた。12番パー3では第1打をピン左3メートルのチャンスにつけ、13番パー5ではクリーク手前からの第3打をピンにからめた。池越えの16番パー3では、久常と水切りショットに挑戦し、ともに成功。ここでも観客を沸かせた。

 ラウンド後は練習場で2時間を使って総仕上げ。アプローチ練習場から打撃練習場へ場所を移したタイガー・ウッズ(米国)から「ハーイ」と声をかけられ、笑顔で応じた。その後は隣に並んで、ショットを打ち続けた。8日の公式会見で「チャンピオンになってもう3年たったが、もう1回そこに行けるように日々努力している。今週そうなるとうれしい」と話した松山が、3年ぶり2度目の優勝をかけ、13度目のマスターズに挑む。

 予選ラウンドは元世界ランキング1位のジャスティン・トーマス(米国)、21年大会2位のウィル・ザラトリス(米国)と同組。11日の第1ラウンド(R)は午前10時18分(日本時間午後11時18分)にスタートする予定だ。

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