菅沼菜々は6打差7位へ後退も「テンションが下がることなくできたので、明日につながる」


3番ティーショットを放つ菅沼菜々(カメラ・今西 淳)

3番ティーショットを放つ菅沼菜々(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(4日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 1打差の単独首位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は2バーディー、4ボギーの74とスコアを落として通算4アンダーとし、トップと6打差の7位へと後退した。「ショットが今日は良くなかったけど、それでも(この日)2オーバーで耐えられたので。しょうがないかなって感じ」と受け入れた。

 13番パー3の第1打はピッチングウェッジで30センチにつける、スーパーショットでギャラリーを沸かせ、15番パー5は79ヤードの第3打を56度のウェッジで3メートルにつけてバーディーを奪った。

 前半で3つスコアを落としながらも、踏ん張った一日。「昨日、一昨日でボギーが少なかったので、どこかで来ると思っていた。後半、戻せたので良かったけど、14番のボギーはもったいなかった。もう少し攻め方にメリハリをつけたら防げた」と反省が口をついた。

 バーディー直後の14番。右から5ヤードに切られたピンを狙った170ヤードの第2打が、グリーン右にこぼれてボギーを喫した。「良くないときこそ、真ん中に打たなきゃいけない。いくつになっても実感する。打ってから実感する」と苦笑い。すぐにグリーン上でキャディーと反省会をした。

 メジャー舞台で3日目にして初のオーバーパーも、大勢のギャラリーに囲まれながら気持ちを切らさずに最後までプレーを続けた。「テンションが下がることなくできたので、明日につながると思う。今日は最終組で、たくさんの人が見に来てくださった。明日も歓声を力に変えて頑張りたい」と笑顔で締めた。

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