テントウムシの吉兆、山下美夢有の母明かす


2番でバーディーを奪いガッツポーズする山下美夢有(カメラ・今西 淳)

2番でバーディーを奪いガッツポーズする山下美夢有(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(4日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 通算11勝(メジャー3勝)で、2年連続国内年間女王の山下美夢有(みゆう、22)=加賀電子=が8位から出て5バーディー、1ボギーの68で、首位と3打差の通算7アンダー2位に浮上した。西コース(C)開催の22年大会覇者は大会史上初の東西両C制覇で、世界ランク上位2枠が得られるパリ五輪出場権に前進する。

 山下の両親は、弟でアマの勝将(まさゆき、21)が同週の中日クラウンズに出場していたため、この日から会場で美夢有のプレーを見守った。母・有貴さんはスタート前に自身の手にテントウムシが止まったと明かし、「そういう時はいい成績を出したり、過去には優勝したこともあるんです」と、好スコアを“予言”していた。いきなり開始2連続バーディーで68のチャージ。5日の最終日は母の48歳の誕生日だ。2年前の初日(5日)は西Cのレコード64で、メジャー初V&「母の日」制覇につなげた。山下は母のことを「メンタルコーチのような存在」と信頼を寄せる。バースデーVが何よりも親孝行となる。

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