
小木曽喬
◆男子プロゴルフツアー ハナ銀行招待 最終日(16日、韓国・南春川CC=7335ヤード、パー71)
単独首位から出た小木曽喬(フロンティアの介護)が5バーディー、2ボギーの68で回り、通算14アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝を手にした。首位で最終日を迎えるのは4月の中日クラウンズ、前週のBMW日本ツアー選手権森ビル杯に次いで今季3度目。過去2試合はともに、スコアを落とし順位を落として終わっていた。
この日はバーディー発進とするも、6番からボギーとバーディーを繰り返し、1つ伸ばして前半9ホールを終えた。後半に入ると11番でバーディーを奪い、その後はパーを拾い続け、韓国の張裕彬(チャン・ユビン)に13アンダーで並ばれ18番パー5のティーショットを迎えた。第2打をグリーン手前に運び、アプローチをピン右30センチにつけて右拳を静かに握った。ウィニングパットを沈め、両手を高々と突き上げ、喜びに浸った。
◆小木曽 喬(おぎそ・たかし)1997年3月19日、名古屋市生まれ。27歳。6歳からゴルフを始める。福井工大付属福井高3年時の2014年に日本アマ優勝。15年に福井工大進学。同年12月にプロ転向。16年に下部ツアーで初優勝。昨季は24試合に出場し、全試合で予選通過を果たした。同年に初シードを獲得。178センチ、72キロ。